ししもとの読書ノート2.0

自分らしく生きるために知識をつける

内面に似合う服がある!好きな服を着ようと決意した!|感想『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法」』

Kindle Unlimitedが豊富すぎて、ここのところ新しい本を買う機会があまりなかったのですが、久々に購入しました。

著者のあきやさんはスタイリスト、といっても、一般的なスタイリストさんとはちょっと違っていて。

お客さんに、(ファッションのこと以外にも)さまざまな質問をし、その人の「コンセプト」を導き、その人にぴったりな「3セットの制服」を一緒に考えるという、斬新なスタイリストさん。

自問自答によって本当に着たい服をみつける、というポイントも目を引きますが、あきやさんの、洋服はもちろんのこと、小物に至るまでおしゃれすぎる。

ので、noteやブログを目を皿のようにして読んでおりました。

そんなスタイリストさんの本が出たということで、早速購入。

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1章で心に残ったところ

「内面」に似合う服がある

似合う服、というと、どうしても外見や雰囲気に似合う服をイメージしますよね。

しかし、著者は、外見がうりふたつの双子のお客さんのコーディネートをしたことをきっかけに「内面に合う服がある」と気づいたそう。

たとえどんなに似ている外見の人がいたとしても、考えていることや経験してきたこで、「内面に似合う服」は変わってきます。

『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法」』p.12


これ、よくぞ言ってくださったという気持ちでして。

というのも、私自身は、外見的なことだけいえば、地味な感じの服がしっくりきます。
地味といっても、悪い意味ではなくて、「きちんとしてそう」とか「上品」とよく言ってもらえます。

まあ、「安全そう」なのでしょう、地味な服だと先方がホッとしているのが伝わってくることがありますし。
批判的な人からもとやかく言われなくて済むので、メリットもある。


でも、私自身は、なんだか物足りなさを感じるのです。
「安全そう」に見られるのは嬉しいのですが、「従順そう」とか「まとも」っぽくは見られたくないというか……。

家庭環境の都合で、長年「いい子」をやってきたので、そういったものに反発心みたいなものがあるのだと思うのです。

「従順そう」に見られると、好きではない人(モラハラ気質とか)から好かれやすかった、という過去の経験も影響しているかもしれません。

なのでほんとうは、けっこう尖ったデザインの服が、好きなのです。

でも、「みんなが持っている私のイメージに合わないよなぁ」と思ってしまったり、「これ着てたらビックリさせちゃうかな」「変な趣味だと思われるかな」と不安になってしまって(実際ちょっとギョッとされることもあるし)。

思い切って奇抜なデザインの服を買っても、なかなか着ることができませんでした。

でも、「内面」に似合う服がある、と言ってもらえると、「やっぱり好きな服着てみようかな」と思えて、とても嬉しいのです。

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考え方に合わせて似合う服は変わっていく

著者自身も、会社員からフリーランスになって心境の変化に伴う服装の変化があったそうで。

フリーランスになってからは、周りに合わせるよりは、私と考え方が合う人に集まってもらうための「自分の個性を際立たせる服」を着る必要が出てきました。そう、外見は全く変わっていないのに心の矢印が180度変わっていたのでした。そのときの考え方に合わせて似合う服はどんどん変わっていくのです。

『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法」』p.16


ここでとくにハッとしたのが、「私と考え方が合う人に集まってもらうための「自分の個性を際立たせる服」」というところ。

そうか、好きな服を着ていたら、考えが合う人と仲良くなれるかもしれないのか、と。

たしかに、上で書いたように、従順そうに見える服装だと、モラハラ気質の人に好かれがちだったりしましたから、「考え方が合う人に集まってもらうための……」は一理あるかもしれないと思いました。

「なりたい雰囲気」の服を着るのがおすすめですよ、と私が言うのは「なりたい雰囲気の服を着ると同じ価値観を持つ仲間たちが集まってきて、自然と中身もなりたい自分に変わっていく」からなのです。
P.19


なりたい雰囲気の服、着てもいいんだ!と思うと、すごくワクワクしてきます。

私、こんなにも、好きな服を着たかったんだなぁ、と。

親が「あれはダメこれはダメ」の人だったので、人生のあちこちにストッパーが仕掛けられているのを実感します。

その、いろいろなストッパーを外しまくり、すでに人目を気にしない生き方に到達したと思っていました(働き方などは実際そうだし)が、まだまだ気にしていたんだなと改めて認識しました。

おわりに

「あなたにはこういう感じのほうが似合うよ」とか言われると、つい「そうかな」と思ってしまって、無難な装いに戻ってしまっていました。

言ってくれたその人に好かれたいのであれば、そのアドバイスに従えばいいと思うんです。

でも、そういうわけでないのなら、自分に好かれたほうが良いですよね。

好きな服、着るぞ!
と決意しました。

1章だけでもこんなに気づきがありました。
引き続きメモを取りながら読み進めていこうと思います。

感想つづき

感想②>>>季節のはじめに「断服式」をやってみようと思った

感想③>>>「ファッションは言葉で作る」に衝撃を受けた

感想④>>>「靴は自己評価」は身に覚えありまくる

感想⑤>>>「好きな物」がわからないときの対策

 

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