ししもとの読書ノート2.0

自分らしく生きるために知識をつける

一瞬ハマってもすぐに飽きるのはなぜか - テストステロン不足

ちょっとハマったと思ったら、すぐに飽きてしまう。

この現象に何年も悩んできました。

開始直後は新鮮さもあるし、やったらやっただけ成長を感じるので、楽しいですよね。
でも、ある程度のところまでいくと、ちょっとした壁に当たる。

そこを乗り越えたとしても次の壁が見える。

すると、「けっこう頑張ったのにいまいちうまくできないならもういいや」と気持ちが折れてしまいます。

この原因について、先日読んでいた『「優しすぎて損ばかり」がなくなる感情脳の鍛え方』という本に、「あっという間にテンションが下がるのはなぜ?」というコラムが載っていたので、紹介します。

(本の全体的な感想は>>>周囲に振り回されてしまうのは、自分の気持ちを把握していないから|感想『「優しすぎて損ばかり」がなくなる感情脳の鍛え方』 メインブログに移動します)


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ちょっとやってみたら「もういいか」とブームが終わる理由

 自発性が少ない人は自己感情が低いだけでなく、熱量も少ないことが多いです、
 だから「労力」を使いたがりません。
 一つのことに持続力がなく、興味の対象が変わりやすいですが、行動力が伴わないので、実際に何か起きることは少ないです(決まった仕組みのなかでなら、持続性も発揮できるし、自分を生かすこともできます)。
 新しい趣味も、ちょっとやってみたら「もういいか」と、すぐブームが終わってしまいます、興味をもってからなくなるまでの一連のプロセスが、脳内で短期間で完結してしまいます。
 一つひとつのテンションの山が低くて、端からは、「やる気がない人だね」「本当はどうでもいいんだろうね」と思われてしまうこともあります。

『「優しすぎて損ばかり」がなくなる感情脳の鍛え方』Kindle版 No.1185


これ、私のことじゃないか……。

本書に書いてある「熱量」は、気力とか体力とかエネルギーと言い換えることもできるかなと思います。

たしかに私、気力も体力も乏しい自覚があります。
「ムダにエネルギーを浪費したくない」と無意識のうちに思ってしまっているというか、エネルギーが十分にないと身体が勝手に省エネモードを採用していくのでしょうね。

だから、「エネルギーをいかに損しないか」という行動様式になる。

「これをやったら労力だけムダになる」と思ってしまうからこそ、「何か明らかな結果がついてきそうなもの」を優先して探してしまうんでしょうね。

「プロセスを楽しむ」よりは「結果重視」になる、と。

で、その肝心の「結果」が思うように得られなさそうだと、「もういいや」となる……。

しかも、あちこちに手を出してはやめるので、なかなか身につきません。
悪循環!

男性ホルモンが足りないらしい

気力、体力、エネルギーなど、「熱量」が大きいと、行動的になれると著者はいいます。

では熱量を上げるにはどうしたいいのかというと……男性ホルモン「テストステロン」を増やすこと。
(女性でも男性ホルモンは分泌されています。)

熱を生み出しているのは主に、男性ホルモン「テストステロン」です。

『「優しすぎて損ばかり」がなくなる感情脳の鍛え方』Kindle版 No.1195



テストステロンを増やすには

このテストステロン、適切な睡眠&軽めの筋肉運動で増やせるのだそう!

たしかに、ジムとかで鍛えまくっているマッチョな男性って、前向きではつらつとしたイメージがありますよね(もちろん個人差はあるでしょうけど)。

行動的になりたい方は、スクワットや腕立て伏せなどの有酸素運動を毎日30分程度行うといいでしょう。
『「優しすぎて損ばかり」がなくなる感情脳の鍛え方』Kindle版 No.1195

ウォーキングほどゆるい有酸素運動ではなくて、筋トレ系の有酸素運動ということですね。

30分かぁ、けっこう長いですね……笑
しかも、それを続けるのが難しいんだよな……だって、そもそも飽きっぽいのだから。
と思ってしまう私は、やっぱり熱量が足りない人間だなあと思います。


とはいえ、こんな私でもジムに通っておりまして。

「テストステロン増やすぞ」などという前向きな理由ではなくて、単に「猛烈な寒がりで体調が悪いから仕方なく」という感じなのですけど。

実際、ジムにまめに通い出してから、寝つきがよくなりましたし、(以前の私よりは)気力が出てきたと実感しています。

逆に「なんか精神的に落ち込むなぁ……」という状態のとき、理由を探ってみると、「そういや1週間近くジムに行けていなかった」と発覚することがあります。

そういえば高校の頃も、運動系の部活を引退した頃からじわじわと精神の調子が悪くなりましたね。

私にとって運動は、人生をよくするキーポイントなのだと改めて実感しています。

おわりに

どうにも飽きっぽくて続かない、という方は、筋トレ系の有酸素運動をして、よく寝て、テストステロンを増やすといいよ、という話でした。

参考文献