過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。
力づくで理想の自分になろうとした結果、努力していない人を見下してしまうようになってしまいました。
そのくせ、苦手な人に対しては距離をとることができず、むしろ愛想よくしてしまうというねじれ現象に自分でも困惑していました。
最終的に我慢できなくって突然距離をとってしまった結果、ショックを受けた相手から2~3年も嫌がらせを受けることになってしまいました。
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苦手な人にこそ、苦手なのがバレないように愛想よくしてしまう
学生のころ、同じクラスに少しアクの強い人がいました。
その人は、自分の話や自慢がやたら多かったので、それとなくみんなから距離を取られていました。
しかし私からすれば、親への対応で慣れているので、「面倒くさいな」と思いつつも、「へー、すごいね」的に調子を合わせることができてしまいました。
だから相手からすれば、私に好かれているように思ったのでしょう。
偶然を装ってなのか、本当にたまたまなのか、行き帰りが一緒になるような場面も増えていきました。
表面上は繕えても、心では「うわ、嫌だなー」など、不満をどんどん重ねています。
でも、「嫌っていることがバレたら大変な目に遭いそう」と思ってしまって、私はうまく距離をとることができなかったのです。
むしろ、嫌いなのがバレないように、と愛想よくふるまってしまうのです。
だからこそ、相手はどんどん距離を詰めてきます。
しかも、なぜか私が嫌がるようなことを言ったりやったりしてくるのです(私がどこまで許容するのか試していたのかもしれませんし、あるいは、単に空気の読めない人だったのかもしれません)。
しだいに私の心は限界に達してしまいました。
ある日、「もう二度と話しかけてこないで!」となってしまったのです。
(絶叫したいほどの嫌悪感だったのですが、そこはなんとか抑えました)
相手からすれば「え、こないだまでニコニコしていたのに、なんで?」となりますよね。
これがきっかけで、けっこうひどい嫌がらせを2年くらい受けるはめになりました。
小学生がやるようなくだらないものから、ゾッとするようなことまでありました。
相手も気持ちの置き所がなかったのでしょうから、申し訳ない面もあったのですが、うちの母がやりそうな嫌がらせをしてくるので、本当に嫌気がさしました(母に似ている人だからこそ、そもそもの相性が悪かったのかもしれません)。
【この体験から学ぶこと】
嫌いな人とは適切に距離をあけておくのも大事
「全員と仲良くせねば!」的な呪いにかかっていました。
誰のことも嫌ってはいけないのだと、思っていました。
でも、人間ですから、相性とか好き嫌いはどうしてもあるのですよね。
「嫌い」「苦手」を封印し続けると、あるとき内圧が高まって爆発してしまいます。
自分もつらいし、相手だって突然の爆風にびっくりしてしまうのです。
この経験から、苦手な人との接触は、あらかじめ「必要最低限」に留めておくこと。
それは決して悪いことではなく、長い目で見ると双方にとって大事なことなんだなと思います。
と言いつつ、この件の後も10年近くは「苦手な人と距離をとれない」ことに悩み続けましたので、すぐに切り替えるのは難しいですよね。
さらに10年くらい経過した今、苦手な人とはつきあわなくてよい環境になってきた(というかそれを最優先にした)ので、最近はほとんど悩むことがなくなりました。
人から見れば孤独に見えるのかもしれませんが、非常に快適なのでおすすめです。
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