ししもとの読書ノート2.0

自分らしく生きるために知識をつける

捨てるのはレシートでもOK |感想『1日1つ、手放すだけ 好きなモノとすっきり暮らす』

定期的に「捨てたい期」がやってきて、いろいろ捨てるのですが、停滞期とでもいうのでしょうか、捨てられるものはおおかた捨てた、けれども部屋がスッキリしきらない、という状態に陥りがち。

そんなときは断捨離やらミニマリスト関係の本を読むとやる気がわいてきます。

みしぇる『1日1つ、手放すだけ。好きなものとスッキリ暮らす』(マイナビ出版・2017)

1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす

1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす

 

 

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 1日1捨て!

まずタイトルが魅力的ですね。
「捨て」が停滞していても「1日1つなら…」と思えますから。

やり方はとても簡単で、「これは不要」というモノを1日に1つ捨てるだけ。捨てるモノが何も見つからない日は、財布のレシートでもOkです。

引用元:みしぇる『1日1つ、手放すだけ 好きなモノとすっきり暮らす』マイナビ出版(2017)p.14


財布のレシートでもOK。これは目から鱗でした。

1日に1つ捨てていけば1年で365個減らせる、これは単純明快なことですが、意外と続けられないのですよね。

レシート1枚でOK、これくらいのハードルの低さでないと、すぐ息詰まってしまいます。

 

手放したら記録する

そして、結構有効だと思ったのが、「手放したら記録する」こと!

ギブアップを防ぐため、私は捨てたモノをスケジュール帳やノートに記してみました。簡単なイラストも添えたところ、パッと見て捨てたモノをイメージすることができ、「手放した感」を強く持つことができました。毎回捨てるものを写真に撮って残すのもおすすめ。私は、その写真をブログで公開して人に見てもらい、モチベーションを高めました。

引用元:みしぇる『1日1つ、手放すだけ 好きなモノとすっきり暮らす』マイナビ出版(2017)p.50


私も早速、捨てるモノの写真を撮り始めました。

捨て活フォルダを作って、捨てたモノの写真をまとめておき、たまに見返すと「こんなに捨てたかぁ!」と達成感が得られます。

今までは「たくさん捨てたはずなのに、まだモノがいっぱいある……なんか終わりが見えなくて疲れた」と思いがちでしたが、「順調に捨てているし、ちょっとずつスッキリしているぞ」と前向きに捉えることができるようになりました。


サボる日もありますが、「レシート一枚でもよいのだから」と思ったり、捨て記録を見ていると、やる気がでてきて、一応続いています。

オータムクリーニング

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もう一つマネしたいのが、オータムクリーニング。

我が家では晴れる日が多く水温もあたたかな10月に1週間ほどをかけて大掃除を行います。とはいえ、いつもの掃除よりも5分10分念入りにする程度。
(中略)
大掃除のついでに、収納の中に使っていないモノはないか、昨年は取っておいたけど今年は執着がなくなっているモノはないかと、総点検。しまい込んだモノは、こんな機会でもないと見直すことがありません。

引用元:みしぇる『1日1つ、手放すだけ 好きなモノとすっきり暮らす』マイナビ出版(2017)p.54


こういった総点検の機会を作らないと、いつの間にかモノがたまるのですよね。


秋に実施する、というのがいいなぁと思いました。
夏は暑いし、冬は寒くてやる気が起こりにくいので。
春でも良いけど、春はウキウキして気分が外に向くので、自分に向き合うような作業は秋が向いている気がします。

モノが多いうちはこの総点検も億劫ですが、1日1捨てを継続してモノが減っていったら、サクッとできるようになるのでしょうね。

来秋にはこのオータムクリーニングが気軽にできるくらいになっているといいなぁ、と思っています。

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おわりに

本書では、モノが少ない状態をキープするための考え方やコツがたくさん紹介されています。

捨てること自体が難しいという方にも、どこから取り組んだらよいか、捨てやすいものは何か、などが紹介されています。

実際に1日1捨てに取り組んだ方々の記録も、写真つきで載っていますので、眺めていると捨てに対するモチベーションが上がります。

モノだけでなく、不要な思考を手放すことについての記述もあります。

私はこの本を購入後、そのままカフェに行ってコーヒーを飲みながら眺めたのですが、とてもいい気分になりました!