休憩ダラダラ長引く問題
休憩のとり方って、難しいですよね。
負荷のかかる仕事や苦手な科目の勉強をしているときは特に。
すぐ休憩したくなるわりに、作業に戻れない(汗)
「休憩ばかりしてしまう」と悩んでいた学生時代、「同じ教科を勉強し続けると飽きてくるので、いろんな教科を次々とやったら良い」と耳にしたことがあります。
当時の私がまず思ったのは「いやいや、そうは言うても、勉強という枠で見たら同じことをし続けているじゃん」ということでしたが(汗)。
とはいえ、たまに素直になることがあって「モノは試しだから、やってみよう。じゃあ最初の一時間は英語、次は数学で、次は……」と計画のようなものを立ててみたこともあるのです。
ところが。
最初の教科をやり終えると「ふー、終わった終わった」と満足して、あるいは疲労して、どうにも次の教科に手をつける気にならない。
あー。疲れたな、次にとりかかるにはまだ気分が乗らない。じゃあちょっと休憩しよう。
5分、10分、15分……あ、1時間経った。
これが毎度のパターンでした。嫌というほど繰り返しました。
ダラダラ休憩を解決するにはどうしたらよいのでしょうか。
という本を参考に、考えていきたいと思います。
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ちょっとだけ手をつけてから休憩に入る
『すぐやる!「行動力を高める”科学的な方法”」』によれば、仕事から帰ってきて資格の勉強をしたいが、疲れもあってなかなか着手できない、というお悩みに対し、
帰宅したら鞄から参考書とノートを出して、1行目に日付を書く
日付を書いたらあとは自由にだらだらして構わない
引用元:菅原洋平『すぐやる! 「行動力」を高める”科学的な”方法』(文響社・2016)p.70
とアドバイスしています。
要するに次にやりたいことの「準備」だけするということですよね。
えっ? 準備だけ? そんなことでいいの?と思いますよね。
受験勉強にあてはめて考えてみると…。
英語の後に数学を勉強するのであれば、英語が終わった後、数学の参考書とノートを開く。そしてノートに日付を書く。
この状態で休憩に入ればよいということですね。
もし可能なら、参考書の一行目だけ読むとか、問1の(1)の問題文に目を通すとか、ほんのちょこっと着手しておくと、よりスムーズにとりかかれそうな気がします(が、ここまで課すとハードルが上がるかもしれないので無理はいけません)。
やってみたら意外と効果を感じた
勉強にしろ、仕事にしろ、「キリのいいところまで終わらせてから」あるいは「疲れ切るまでやってから」というタイプだった私。
次のことに着手するのが尋常じゃなく億劫でした。
キリのいいところまで終わらせしまうと、脳が「もうすべきことは終わった」と認識してしまうんですね。
「ちょっとだけ手を付ける」を知ってからは、ちょっと疲れたなと思ったら、キリがわるくても、「次はここからね」と確認して、一旦休憩することにしています。
「次はこれ」と認識する、ちょっとしたことなんですが、明かに、作業を再開するのが楽になりました。
というのも、休憩してしばらくすると、脳が次やることを勝手に考え始めてくれるんです。
とはいえ、この方法も決して万能ではなくて、心身のどちらかが絶望的に疲れているときは「無理なものは無理」という感じかと思いますが。
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まとめ
仕事や勉強をしっかり遂行するためにとるはずの「休憩」。
しかし、いつしか、休憩がメインでその合間に仕事or勉強となってしまう。
そんな方は、休憩に入るまえに、「次やることの準備」だけ試してみてください。
この「準備」って、勉強や仕事に限らず、いろんな場面で使えるような気がします。
私は美容院とか耳鼻科に薬をもらいに行くとか、「緊急でないけど必要な外出」もけっこう先延ばしにしがちで「あー行かなきゃ、でもめんどくさい」となりがちなんです。
でも、「〇日までのどこかで、(乗り気になったときに)外出する」と脳にインプットしておくと、ふと「あ、今日行っちゃおう」となってサクッと行けることが多いです。
参考文献
experience.shishimoto-yuima.work
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