冨塚あすか『職業、お金持ち』の感想②です。
感想①は>>>「お金持ちになりたい」と言いつつ貧乏でいることのメリットを感じていないか? - ししもとの読書ノート2.0
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うまくいく人に共通する特徴とは? ⇒「三D」を言わない
お金持ちになりたい主人公のあすかちゃんとお金持ちの「えびすさま」の対話シーンから。
世の中で、うまくいく人には共通する『特徴』があるんだよ。何かでずば抜けた成果を出した人、何かを成し遂げた人というのは、絶対にこういった発言をしない。
『でも』『どうせ』『だって』。これらは頭文字をとって『三D』と呼ばれることもあるね。投資に限らず、成功者の世界では原則として禁止されている。
冨塚あすか『職業、お金持ち』Kindle版 No.2013
でも、どうせ、だって。
かつて、私自身も多用しまくっていたので、「あーなんかわかる」と思いました。
この『三D』は多くの場面で『自分を守りたい』という感情が入りやすいんだ。それで後に続く言葉が言い訳や責任転嫁のオンパレードとなると、聞いていてすごく疲れるし、全くもって実りがない。しかもいつまで経っても同じところの堂々巡りで、どんどん気が滅入ってくるんだよね。
自分のせいにできない限り、人として成長することは一生ない。
冨塚あすか『職業、お金持ち』Kindle版 No.2013
たしかに、「でも、どうせ、だって」は聞いているほうも疲れてきます。
ということは、言っている本人も徒労感に襲われているはずですよね。
実際、「でも、どうせ、だって」を言っている人って、いつまで経ってもなんか不幸そうですよね(私もちょっとそういう面あるので気を付けねば)。
もうすこし掘り下げてみます。
※これ以降は本の内容でなく、私自身の振り返りです。
でも・どうせ・だって はどこが起点なのか(私の場合)
私の母は「あれはダメこれはダメ」でとにかく制限をかけてきて、従わないと夜中までキレ続けるような人でした。
私の本心、やりたいことはすべて諦めねばなりませんでした。
だからいつも、不満でいっぱいでした。
不満ではちきれそうなので、つい嘆いたりぼやいたりしてしまうのですが、他人から見たら「え、そんなの〇〇すれば解決では?」ということも多いわけです。
「でも、(母がゆるしてくれないから)」
「だって、(母がうるさいから)」
「どうせ、(母に阻止されて実現できるわけがない)」
になったわけです。
未成年のうちは、経済力もないのでまあ百歩譲って仕方がないとしても、大人になったら母が許すかどうかなんて考えなくてよいのに。
まとめると、解決方法(や解決の糸口になりうること)はわかっているのに、「でも・どうせ・だって」で行動しないから、うまくいかない、ということ。
(私もわりとそうなので自戒を込めてなのですが)人生がうまくいっていない人は、何らかのストッパーや恐怖があって、結果的に行動量が足りなくなるのだろうな、と思います。
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おわりに
・うまくいっている人、成功している人に共通する特徴は「でも・どうせ・だって」を言わないこと
・「でもどうせだって」を言ってしまう人は何がそうさせているのか、考えてみるといいかもしれない
・人生がうまくいかないのは、何らかのストッパーによって、行動力が落ちているからだと感じた