カーネギーの『人を動かす』と『道は開ける』を5回ずつ読んでみることに挑戦中。
『道は開ける』の一回目を読み終わったので感想を書いていきます。
印象に残ったこと
悩んでも仕方がないことは悩まない
主観的にも客観的にも「どん底」にいたとき、どうやってそこから脱していったか。
いろんな人の具体例・エピソードを織り交ぜながら、書かれています。
本書の、どのエピソードにもおおむね共通するなあと思ったのが、
・解決法があることに関しては解決法を考える
・悩んでも仕方ないことは悩まない
といったところでしょうか。
私自身も、これまでの人生を振り返ってみると、「ほんとそうだよなあ」と思います。
かつての私は、「予期不安」がひどくて、まだ何も起きていない時点で「〇〇だったらどうしよう」と恐怖におののき、悩みまくっていました。
それで自分を追い詰めて社会生活が送れなくなったこともあります。
自分に合う生活スタイルに変えたところ、最近では不安が軽減し、行動力も上がってきました。大部分は解決できたと思います。
ですが、まあやっぱりゼロになるわけではなく。
予期不安とはちょっとまた別なのですが、人に期待してしまうことはなかなかやめられない……
些細な例だと、店員さんが不愛想だったり雑な扱いをされると気分が悪いとか(店員さんとて忙しいですし、いちいち完璧になどしていられないのにね)。
自分を変えることはできても、人を変えることはできませんので、人に「〇〇してほしい」と勝手に期待するのはそれこそ「考えても仕方のないこと」なのですけどね(頭ではわかっている)。
しかも、私自身、母に「理想の娘」であることを期待され続けて、それがものすごく苦しいことだと知っているのに、他人には無意識的にやってしまうのですよね(反省)。
少しずつ抜け出せてはいますが、まだまだだなあ、と思います。
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おわりに
カーネギー『道は開ける』1回目の感想でした。
カーネギーはアメリカの作家なので、基本はキリスト教の「神」を信じていることが前提であり、そのへんは日本人には少しなじみにくいかな、とは思うのですが、仏教でも神社でも、身近なことに例えて理解していきたいと思います。