「よし、明日から○○しよう!」
こういう決意表明だけは得意なのですが……。
いかんせん、なかなか続けられない!
「続ける」ことに関する本を読む度に「おお、今度こそ続けられそうな気がする!」と、試行錯誤してみたりもするのですが……。
気づけばいつのまにかやめてしまっている。
そんな私は懲りずにまた関連の本を読みました。
今度こそ、続けられる人間になりたい!
三浦将『自分を変える習慣力』(クロスメディア・パブリッシング・2015)
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続けられない理由:潜在意識のしわざ
習慣化には段階があり、
無意識(知らない)
↓
意識(知ってる、できる)
↓
無意識(やってる)
というもの。
意識(知ってる、できる)の段階から無意識(やってる)の段階に到達することが大事なのですが、この移行が曲者。
習慣化に向かう段階の中で、特に「知っている」から「できる」という段階で起こってくるのが違和感。慣れていないものをやろうとするから、この違和感が起こるのです。
引用元:三浦将『自分を変える習慣力』クロスメディア・パブリッシング(2015)p.29
まさにこれ。違和感。
私の場合、違和感は「めんどくさいなー」であることが多いです。
一旦めんどくさいと思ってしまうと、脳が勝手にやめる理由を探し出してくるんですよね。
私がしばしば陥るのは、
「これ、続けて何になる?」
「続けたからって良い結果が得られるとは限らないよね」
「ただやってるだけじゃ意味ない。もっと質を上げないと。そのためには今日は休んで明日から本気出そう」
どうしてこんな違和感が生じるのかというと、潜在意識に支配されているから。
潜在意識が、第一優先にしているのが「安心安全」。
安心安全のために、潜在意識は基本、現状維持を続けるために働きます。常に現状維持をしたい潜在意識にとって、現状を変えようとすることは、何らかの危険をはらんでいるため、潜在意識がこれに抵抗します。
引用元:三浦将『自分を変える習慣力』クロスメディア・パブリッシング(2015)p.44
昔は生きること自体が大変で、それこそ「安心安全」が第一だったでしょうから、その名残というか、そもそもの人間の本質なのでしょうね。
だとすると、意志が弱いことも仕方ないのかもしれませんね。
どうしたら続けられる?
まずは成果を気にせず、習慣を定着させること、それ自体が大事なのだそうです。
定着自体が大事なので、あれもこれもと欲張ったり、ノルマを厳しくしたりするのは逆効果。
頑張って、苦痛の中で意志の力を使い過ぎると、継続することができなくなるのです。
引用元:三浦将『自分を変える習慣力』クロスメディア・パブリッシング(2015)p.55
自分の経験を振り返ってみると、まさに頑張るモードに陥っていました。
しかも、開始後たった数日で「成果」をやたら気にしていました。
「お、実力が上がっているぞ」という感覚が得られないと「このまま続けても意味ないかも」「やるだけ時間のムダかも」と早々に思い始め、いつのまにかやめてしまっている。
だからこそ、最初は成果を気にせず、定着させることだけを考えていくことが大事なのですね。
頑張らない、無理しない、それでいて日々粛々とやることはやる、これが大事なのです。
引用元:三浦将『自分を変える習慣力』クロスメディア・パブリッシング(2015)p.63
「本当にしたいこと」でなければ続かない
本当に自分のしたいこと、目的にかなったこと、でなければ、やはり続きません。なので、本当にしたいことを確認する必要もあります。
本書ではその具体的な確認方法が紹介されています。
書き込み方式になっていますので、偽りなき本心を確認してみてください。
実践してみて思ったこと(後日追記)
「やらなきゃいけないから」とやっていることは、いくら習慣化しても、多少なりともは意思の力が必要になる気がします。
だからこそ、本書で扱っているように「本当にしたいこと」を確認することは大事だな、と思ったのでした。
とりあえず習慣化にトライしてみて、できたこと(残ったこと)が「本当にやりたいこと」だと捉えるというのもアリかもしれません。
そう考えると、「続けよう、続けよう」と肩に力を入れなくてもいいのかもしれませんね。
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おわりに
「続けられない」と悩んでいる方、「これやってどうなるの?」「全然成果出てないように見える」を一旦封印して、「ただ、粛々とやる」を心がけてみましょう。
成果は、習慣化してから気にすればよし。