床についてから眠気が訪れるまで、Kindle本を読んでいます。
「アウトプットしよう」という頭で読むと、目が覚めてしまうことがあるので、基本的には、眠気を誘うために流し読みしている感じです。
なのですが、「これは書いておこう」と思うところがあったので、記事にしています。
許成準『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』すばる舎
どんな本?
天才たちが持っていた習慣と、それが彼らの業績にどう影響したかを解説した本。
全88個の習慣(ライフハック)を、次の5カテゴリに分けて紹介されています。
・集中力強化
・アイデア出し
・生産性向上
・ストレス対策
・学び&自分向上
登場するのは、ディズニー、アインシュタイン、ヘミングウェイ、ジョブズなどの有名どころをはじめとする人々。
天才にまつわるエピソードはよく耳にするものですが、「えっ!?そうだったの?」ということが多々ありました。
個人的に、ざっくり思ったのは、「”すごい結果”を出すには常識とか気にしている場合じゃないらしい」ということ。
本書に登場する人全員が該当するわけではありませんが、「目標のためなら(ちょっとモラル的に問題があっても)手段は選ばない」ケースが多いように感じました。
天才と呼ばれ名が残る人たちは、最終的に人の役に立つような結果にたどり着いているので、多少難人物でも「結果よければすべてよし」的に解釈されていますが、「実際、身近にこんな人いたら大変よな……」とも思ったりします。
そういった奇抜エピソードは、私には真似できないので、本記事では「読書にまつわる習慣」をピックアップして紹介します。
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読書習慣のある天才の例
ビル・ゲイツ(1955~)
Microsoft創業者で、財産は10兆円にものぼるというビル・ゲイツ。
若い頃から読書家で、個人用の図書館まで持っているんだとか!!!
休暇は「読書のためだけに」とるらしいです。
彼はブログに自分が読んだ本の感想を書く習慣を持っている。
許成準『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』すばる舎 Kindle版 位置No.1989
ビル・ゲイツが高く評価した本は一気に売れるらしいです(そりゃそうだ)。
読書ブログを運営しておきながら、これまで知りませんでした。
検索して見に行ってみたところ、ニコニコの表情で本を携えているゲイツ氏の写真もありました。
彼の場合はすでに超資産家ですし、収益目的ってことは考えにくいでしょうから、純粋に好きでやっているんですよね、おそらく。
私がブログを始めた当初、アクセスが少ないこともあり、「読書ブログとかやっても意味あるんかな。自己満すぎはしまいか」などと思っていたので、過去の自分に「ビル・ゲイツだってブログやっているんだぞ」と伝えたいです。
本書では、ゲイツの成功は、大量の読書を通じてさまざまなジャンルのビジネスの知識を身につけていたから(専門分野の知識だけじゃないから)、としています。
彼の成功へのプロセスからもわかるように、読書の効用とは、自分がいる世界とはまったく違った景色を見せて、視野を広げてくれることなのだとわかる。
許成準『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』すばる舎 Kindle版 位置No.2002
ナポレオン・ボナパルト(1769~1821)
一時はヨーロッパのほとんどを支配したという、あのナポレオンも超のつく読書家だったそうです。
ナポレオンの優れた用兵術は、膨大な数の書物を読むことで養われたものである。彼の読書好きは度を越しており、遠征するときも戦場に馬車で多くの本を持って行った。
許成準『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』すばる舎 Kindle版 位置No.2086
ジャンルは、広くいえば「戦争に関わるもの」すべて。
4週間の遠征の場合、なんと1000冊以上(!)の本を持参したのだとか。
そして読み終わったらその場に捨てていくんだそう。
そもそも、軍人になるキッカケも幼い頃に読んだ『ブルターク英雄伝』。
このエピソードから想像するに、元々読書欲が旺盛だったんでしょうね。
ナポレオンは戦争をしたので、批判される面もありますが、「ナポレオン法典」の公布などの業績も残していて、これもまた読書習慣なくしては生まれなかっただろうと著者はいいます。
天才でない人は歴史を変えることまではできないかもしれないが、自分の人生程度は読書することで変えることができるはずだ。
許成準『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』すばる舎 Kindle版 位置No.2104
僭越ながら、私自身も、自分が長年抱えてきた悩み(親子関係・そこから派生した誤った生き方)を、読書によってずいぶん改善できたので、 「本ってすごいな」と思っています。
本は、物理的に見れば字が印刷された紙の集合体ですが、その中身は「他者の頭脳や経験」なんですよね。
自分ひとりの頭でモノを考えこと、自分ひとりの身で何かを体験することには限界がありますが、他の人の頭を借りると、世界は思っている以上に広げることができるんですね。
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おわりに
ビル・ゲイツもナポレオンも読書家である上に、おそらく読んだ本の内容を自分のものにする(理解するだけでなくて、自分用にアレンジしたり新しい発想の元にする)能力、さらに身につけた知識を必要な場面で使う力にも秀でているのだろうなと思います。
そのあたりはおそらく凡人の私とは比べ物にならないレベルなのでしょうが、私は私のペースでこれからも本を読んで、人生を良くしていきたいと思いました。
得意不得意はありますので、読書が苦手な方は無理なさらず、動画でも音声でも、自分に合った方法でやっていけばいいのだろうと思います(まあこの長めの記事をここまで読んでくださった人は活字得意な方が多いのではと思いますが)。
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