ししもとの読書ノート2.0

自分らしく生きるために知識をつける

稼げる人とそうでない人の違いは”面倒くさいこと”をやったかどうか|感想『文章で金持ちになる教科書』

自分では文章を書くことは得意なほうだと思っているのですが、「文章で金持ち」なんてとても想像できない(本も売れない時代だし)ので、読んでみました。

文章で金持ちになる教科書

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どんな本?

タイトルは広範囲な印象ですが、アフィリエイトブログで稼ぐためのノウハウ本といった感じだと思います。

「12か月で脱会社員する5つのステップ」という章もあるので、「ブログで稼いでみたい、とりあえず方針が欲しい」という方には具体的で役立つかも(でも、なかなかハードなスケジュールっぽいです)。

学んだこと:稼げる人は面倒くさいことをやった人

私個人としては、アフィリエイトブログにそこまで注力する気力がないので、全体的にはさらっと流して読んだのですが、「まあそうだよねー」と思うところがあったので紹介。

稼ぐ人のメンタリティについて。

稼げる人とそうでない人の違いは、面倒くさいことをやったか、やっていないか。ただそれだけの差なのに。
p.25


たしかに、これは一理ありますよねー。

アフィリエイトブログって、自由に書いているわけでなくて、かなり綿密に設計されているんですよね。
この綿密な設計とかリサーチとかが本当に面倒くさい。

かくいう私も、過去に関連の本を読んでみたりしましたが、「えー、めんどくさ」と思ってやらなかったクチです(汗)
アマゾンリンクを貼るのがせいぜい。

 僕が人より少しだけ結果を出すことができた理由は「難しいことにこそ価値がある」と信じて「人が面倒だと思うこと」を反復練習して、誰よりもたくさん失敗したからです。
 多くの人は「簡単で再現性があること」だけに挑戦しようとします。でも、「簡単で再現性があること」を言い換えると「あなたじゃなくて誰でもできること」なのです。これに気が付くことができれば、目の前に困難が訪れたときに「おし、これクリアしたら周りと差を付けられる」とポジティブに挑戦できます。
p.227


「多くの人は「簡単で再現性があること」だけに挑戦しようとします」

わ、わかるー(汗)

私自身もそういう節はありありなので、人様のこと言えませんが……(でも言う)。

ブログを運営したりネットに触れていると、人々は「簡単ですごい効果は絶大(※)」なものを求めているなあ、と感じます。エビで鯛を釣るというか。

(※ちなみにこれはスピッツの「メモリーズ」という曲の歌詞より)

あるいは、「成功する保障があるならやってもいい」みたいなスタンスもよく見かける(その気持ちもすごくわかってしまうのですが)。

ただ、売れているYoutuberとか見ていると、「このクオリティを定期的に出すのはめちゃくちゃ面倒だろうな」と思うようなことを確実に続けているんですよね。

数回くらいならできても、「いやこれ何年も続けるの無理じゃない?」みたいなところをしっかり押さえている傾向があるように思います。

関連して思いだしましたが、以前テレビのドキュメンタリー番組で、宮崎駿氏が「あーめんどくせえ!」と怒りまじりに放ちながら絵コンテ(だったかな?下絵だったか?)を描いていました。

一枚や二枚描くのは楽しくても、映画となると何万(?)枚とかになるので、たしかにそれは絶望的に面倒くさいですよね。

でも、そこを乗り越えないと作品はできないわけで。
しかも、手を抜いたら、それがやけに目立ってしまうんですよね(丁寧にやったところは目立たないのに)。

結局、重いレンガをきっちり積むみたいなことが必要なんだなあ、とはひしひしと感じています。

続けるためには苦痛すぎないことも重要ではないかと思う

「難しいことに価値がある」「「簡単で再現性があること」を言い換えると「あなたじゃなくて誰でもできること」」と著者はいいます。

かつての私も似たようなことを考えていて、「なるべくできる人が少ないものをやろう」と思って専門職に進みました。

するとたしかに、需要はあるんです。食いっぱぐれることはまずない。

でも、そんなに興味がない内容だったので、なんだかとても苦しかったんですよね。ただただエネルギーを消費して何も得られないような気分。
で、結局辞めてしまったんです。

ということで、現在の私は「ちょっと面倒くさいけど、まあ、続けられる」みたいなことを続けていくしかないのかな、と思ってています。

なにごとにおいても、「続ける」は一つのキーポイントだと感じますね。

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おわりに

・稼げる人とそうでない人の違いは、面倒くさいことをやったかどうか
・「簡単で再現性がある=誰でもできること」なので差がつかない
がポイントでした。

私個人の考えとしては、「ちょっと面倒くさいけど、あまり苦痛なく続けられる」ことを続けるのが大事かなと思っています。