久々に図書館をぶらぶらしていたところ目に入ったので読んでみました。
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どんな本?
本にもいろんなジャンルがありますが、小説などをはじめとするいわゆる「ザ・作家」になりたい人向けではありません。
経営者が、集客や求人を目的として行う「投資」としての商業出版、について書かれた本です。
印税生活云々ではなくて、本(自費ではなく商業出版)を出しておくと、それを読んだ人が求人に応募してくれたり、本業の広告代わりにもなるので、経営者にはかなりのメリットがあるよ、という話。
ポイントは、よい出版プロデューサーを探すこと
出版社にコネがあるわけでもないし、本業があるのだからそうそう執筆に時間を注げるわけでもありませんよね。
ということで、ポイントは「良い出版プロデューサーを探せ」に尽きる。
良い出版プロデューサーを見つけることができれば、(お金はかなりかかるけど)企画も一緒に考えてくれるし、編集者やライターも紹介してくれるので、そんなに時間をかけず(著者の場合は全部で15時間くらいらしい)、商業出版にたどりつくことは可能とのこと。
ただし、出版プロデューサーといっても、腕は人それぞれですから、人選を誤ると難しいわけですが。
しかも、出版プロデューサーなんて身近にいないし……どうしたらいいんだ、と思いますよね。
そう、本書の著者は出版プロデュース業もやっているのです。
著者自身、36冊の本を出版しているので、その経験をふまえてアドバイスできるし人脈もある、と。
集客のための出版、をまさに体現している本なのでした。
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思ったこと
出版プロデューサーを探して云々、は私は今のところ食指が動かないので詳細は読みとばしたのですが。
著者の仕事のスタンスからは学ぶことがあると思ったので、そのあたりのことを書きます。
「質より量」なのはわかるけれど……(なかなかできない)
著者の金川氏は、かなりの数の事業をやっている方。
公認会計士、コンサル業、ビジネスプロデュースとか、多岐にわたるそうで。
「こんなにいろいろ手を出してうまくいく人もいるんだなあ」というのがまず最初の感想でした。
いろいろ手を出すほど力は分散するので、進みが遅くなり、どれもパッとしない結果になりがちですよね……。
かくいう私も、一点集中だと飽きてしまう性質で、ブログも複数運営しているものの、更新頻度が低いせいかどれもパッとしない(汗)
じゃあ、なぜ著者はうまくやれているのかというと、「質より量」なスタンス。
本も36冊出しているそうですが、1ヶ月に1冊のペース(!!!)なのだとか。
で、そのペースで展開するにはやっぱり人手(出版プロデューサーなど)が必要なわけで……。
結局、仕事がはやい人って、人を使うのがうまいんですよね。
わかってはいるけれど、つい自分で全部やろうとしてしまう……。
「私のために労力をさいてもらうの、なんか申し訳ないな」と抵抗があるし。
それに加えて、完璧主義なところがあるので、口を出したくなる⇒結局自分でやってしまうのもある。
結果、自分的には「渾身の作品」みたいにはなるけれど、疲れて後が続かない……。
ゆっくりでもいいから続けることにする
絶対に売れるためには「出し続ける」こと p.126
まあそうなりますよね。
本に限らず、何にでも言えることだと思います。
著者のように、スピードが速ければ速いにこしたことはないのですが、私はどうしても急ぐのが苦手。
「急ぐ=焦る」になってしまって、「いまここ」が失われたような気がして嫌になってしまいます。
嫌になってなんでもかんでもすぐやめてしまうのだと本末転倒なので、「結果に一喜一憂せず淡々と続ける」ことを心がけたいなあと思います。
おわりに:出し続けることの効果
著者はたくさん本を出版していることもあって、これも読んでいました(同じ図書館の別の棚で発見したのですが、どちらも「寄贈」になっていたので、近所に読者がいるのかも?)。
感想>>>成果が出ないのはインプットだけで満足しているから |感想『人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』
いずれにしても、たくさん出すことの効果ってあるんだなあ、と感じさせられます。
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