どうにも調子がでない日、ありますよね。
基本的に気力不足を自覚している私、「調子が出ない」くらいは日常的。
なにもかも悲観的に考えてしまうような、「ちょっと放置するのは危ないかも」みたいな日もあります。
ちょうど数日前、特に何かネガティブな出来事があったわけでもないのに、妙に悲観的な気分が訪れまして。
「この、理由もなく霧がかかったような感じからなんとかして抜け出したい」と思い、Kindle Unlimitedを検索。
検索結果に出てきた『科学的に元気になる方法集めました』という本を読んでみました。
印象に残ったことを記録していきます。
どんな本?
科学的に効果が証明され、著者自身も効果を感じた「元気がでる方法」を38個紹介しています。
個々の方法は独立しているので、もくじをざっとチェックして、気になるところから読めます。調子がでないときでも読みやすいです。
個々の内容としては、「あ、これ、聞いたことある」ということが多かった(科学的に効果が証明されているので当然か)ですが、「たしかにたしかにそうだよなあ」と認識を深めました。
改めて「やっぱりな……」と思ったところ
「やる気スイッチ」の入れ方
各界の一流たちが実践している
「やる気スイッチ」の入れ方、
それは「とにかくやる始める」こと
―――リベット他、最新の科学の結論
堀田秀吾『科学的に元気になる方法集めました』文響社Kindle版 位置No.206
「やる気スイッチ」=「とにかくやり始める」
こう聞くと、「えー」と思ってしまうかもしれません(私もそう)。
でも、私自身の実体験からも、「あー、まー、そうだよねー、認めたくないけど、そうなんだよねー」と妙に納得というか、諦めの境地に達しております。
20年以上、「やる気スイッチ」のありかを探してきましたが、探せども探せども、まー見つからない!
そして私がたどり着いた実感は
・ハードルを低くしておく
・あとはエイヤっとやるしかない
でした(※ただし体調がイマイチなときは無理しない)。
手軽にホッとするには 手浴
なんだか調子がでないとき、私にとって一番効きそうだと思ったのは、手浴。
ひどい寒がりなので、身体の冷えがますます気持ちを縮こめていくような実感があります。
北海道大学の矢野らの脳血管障害の患者を対象にした研究論文によると、38度の温水で手を温めると、患者の痛みが緩和したり、爽快感が増加したり、前向きな言葉を発するようになったり、病気の快復に対する「やる気」も向上した、と報告されています。
堀田秀吾『科学的に元気になる方法集めました』文響社Kindle版 位置No.1282
身体を温めるという点では足湯も良いと思いますが、お湯が大量に要るので準備がわりとめんどくさいのですよね。
でも、手浴なら、お鍋でもボウルでもよさそうなので、手軽にできるかも、と思いました。
手には、暖かさを感じる「温点」や交感神経支配が集中しているので、いろいろな効果があるそうです。
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おわりに
本書を読んで、私が覚えておきたいと思ったことは
・やる気を出すには「とにかくやり始める」
・元気が出ないときは手浴をしてみる
でした。
気軽に読めるので、ちょっとした空き時間や、寝る前にもおすすめの一冊。
余談ですが、こういう「ちょっとしたときに読む一冊」には、Kindle Unlimitedなどの読み放題サービスが適しているなあ、と思います。
定価で購入した書籍だと、ケチ精神を発揮してしまい、「隅から隅まで読まねばっ」と充血した目をかっ開いてしまうので。
気軽に好きなところだけ読めるのはかなりのメリットだなと改めて思います。